みうからのメッセージ

ホームページにいらっしゃって頂いた皆様、ありがとうございます。

1枚目のCDから4年経ち、2枚目のアルバムが2012年の6月に完成しました。

東日本大震災があり、世界規模の天候異変など、私たちは今、激動の時代を生きています。

その中にあって、歌い続けていられること、いつも沢山の方々が演奏を喜んで聴いてくださることに心から感謝しています。

そして、生きている喜び、全てのものへの感謝の思いを声にして、フルートの音にしてお伝えできることは私にとって最高の喜びです。

現在、大震災以後の復興の中で、沢山の方々が音楽を求めていらっしゃることを痛感します。音楽家として出来る〝表現”という形で、震災で被害にあわれた方への哀悼の思い、そして、復興への力強い祈りを捧げたいと思っています。

新しいCDのタイトルは、「みうリサイタルー未来の宇宙へー」にしました。

今年で第12回目になる「みうリサイタル」そのままの雰囲気の中で、素晴らしい私たちの未来、宇宙のために歌い、尽くす音楽家でありたいとの願いを込めました。 

皆さんとの出会いとご縁に心より感謝致します。

 

音楽についての思い

10歳の時に始めたフルートに夢中になり、フルートは私の人生の多くを占めてきました。

NHKの番組に出演させていただいたり、フルートのコンサートを主催させて頂いたり、インターナショナルスクールで、フルートを教えたり、フルートを通じて最高の人生を送らせて頂いています。

そして、小さい時から大好きだった歌の不思議さ、素晴らしさをはっきりと気づいたのは、聖心女子学院初等科1年生の時だったと思います。

ある日、修道女のマザーウィスターのご指導で、御聖堂の2階で、アニュス・デイを歌っていた時です。
「声が回っている…」と思いました。歌声の不思議な響きが御聖堂の空気全体を満たし、
いたるところに回っているようでした。

その響きの美しさに我を忘れた瞬間を今でも覚えています。

ただ、みなさんの前で本格的に歌うことを決めたのは、45歳になってからでした。

フルート奏者をしていたその時に、この初等科1年生の時の記憶に強くつながり、はっきりと〝今歌をはじめなさい”というタイミングがやってきました。

そして、フルートのソロリサイタルに、声楽のプログラムを加え、初めての歌を歌い終えた瞬間、少しの沈黙の後、リサイタル会場の録音をしていたエンジニアの方が、びっくりされるぐらいの音量の拍手を頂きました。

その時に「全てが準備されている」「今までやってきたことが、歌うことへのプロセスだったのだ。」と感じ、そして、フルートも歌も〝神様が世の中のために私に望んでいることなのだ”とはっきりと感じました。

その思いに今も私は支えられています。

 

音楽のメロディは、目で見ることも手にとることもできません。

私にとって、楽器の演奏は、匠といわれる素晴らしい楽器職人さんの創造された芸術品である楽器と対話しながら紡いでいくものです。

そして、歌は、自分の身体が楽器となります。素晴らしい歌を歌うこととは、自分という
楽器を研ぎましていくこと、つまり、自分の身体に存在する太古の記憶、海の中で脊椎のみの動きで生きていた時代、恐竜のような長くて強い尻尾を持っていた時代、鳥のような、肩甲骨の可動性のあった時代…それらの記憶を呼び覚まし、素晴らしい歌を歌うために、楽器である身体を変化させていく無限の探求でもあります。

そして何より、「音楽を通じて最高の愛をつたえなさい。」と神様が与えてくださった全ての恩寵、音楽家として活躍できる天命、頂いた才能、協力して頂いているすべての人やもの
に心から深く感謝し、その恩寵とつながって、与えられるまま、望まれているままに、最高の音楽を届けていきたいと考えています。

みうリサイタル